A. オプション・ストラテジー取引とは、2つ以上のオプション(1つのオプションを「1レッグ」といいます)を組み合わせて同時に売買する取引方法です。異なる権利行使価格や満期日のオプションを組み合わせることも可能で、現時点では2レッグまたは4レッグのマルチレッグ注文に対応しています。
【対応しているストラテジー(特徴)】
1. ストラドル:同じ権利行使価格のコールおよびプットを両方買い、価格が大きく動くことで利益を狙う戦略
2. ストラングル:異なる権利行使価格のコール・プットを両方買い、ストラドルより低コストで価格変動による利益を狙う戦略
3. バーティカル:権利行使価格の異なる同種(コールまたはプット)のオプションの売りと買いを行い、リスク・利益を一定範囲に限定する戦略
4. バタフライ:同種(コールまたはプット)のオプションで構成され、外側2つの権利行使価格を買い(売り)、中央を売り(買い)にして3つを組み合わせ、価格の停滞(変動)を想定した戦略
5. コンドル:同種(コールまたはプット)のオプションで構成され、内側2つの権利行使価格を売り(買い)、外側2つを買い(売り)にして4つを組み合わせ、バタフライより広い範囲での停滞(変動)を想定した戦略
6. カラー:保有株式に対しプットを買い下落リスクを抑えつつ、コールを売り上昇の利益機会を一部手放す戦略
7. アイアン・バタフライ:同じ権利行使価格のコールおよびプットを売り(買い)、その外側を買い(売り)にして、価格の停滞(変動)から利益を狙う戦略
8. アイアン・コンドル:異なる権利行使価格のコールおよびプットを売り(買い)、さらに外側を買い(売り)にして、アイアン・バタフライより広い範囲で利益を狙う戦略
9. カレンダー:同種(コールまたはプット)のオプションで構成され、同じ権利行使価格で、期近を売り(買い)・期先を買い(売り)にすることで、時間経過による価格差(タイムディケイの差)を利用する戦略
10. ダイアゴナル:同種(コールまたはプット)のオプションで構成され、権利行使価格・満期日の両方を変えて組み合わせる、カレンダーより柔軟な戦略
【約定について】
各レッグは原則として同時に約定しますが、注文数量が多い場合は一部のみ約定(部分約定)となることがあります。この場合、各レッグの比率に応じて約定されます。
例:「ロング・ストラドル」(コール買い+プット買いが1:1の比率)を5枚注文し、コールが2枚だけ約定した場合、プットも同時に2枚だけ約定されます。
※マルチレッグ注文を使うと、複雑な取引を一度の操作で組成でき、時間や手間を節約できます。相場の方向感が読みにくい場合でも、価格変動(ボラティリティ)の大きさを利用した戦略が可能です。