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米国株オプション投資成功への道 (2026年1月20日 決算発表期到来)

志村暢彦

定期的にお送りしているこちらのコラム。

上手に活用し投資のペースや向き合い方を掴んで頂くことで、資産形成を有利に進められる投資家が増えればという想いで記述しています。

毎月開催しているオンラインセミナーと合わせてご活用頂くことで、理解が深まると思います。

次回セミナー は明日1月21日の20時から開催いたします。参加無料ですので、よければご視聴くださいませ)

1.足元のアメリカと株式市場を巡る状況

2026年の株式市場。1月16日時点では、やや頭の重い展開となり、年初来で小幅にマイナスの展開となっています。

2023年、2024年、2025年と大幅上昇した後なので、株価に対する目線や期待値が高くなってしまっていて、株価は20%伸びるのが当たり前という心理が重しになっている一面はあるでしょう。

従って、企業に何か良くない情報(業績懸念など)が出ると、大きく下落する傾向が平時よりも強まっています

加えて、

➀トランプ政権がドンロー主義を掲げて欧州諸国との分断を強めている点

➁国内の政権支持率改善のため、中央銀行に行き過ぎた圧力をかけているとみなされ長期金利が上昇気味な点

③イランなど海外の情勢の不安定さが拡大している点

など、不確実性は高まっています。

先週16日金曜日には15台後半で推移したVIX指数ですが、19日に上昇し、20日10時時点(日本時間)では、18.8程度まで上昇しています。

中央銀行のシンクタンクであるIMF(国際通貨基金)が直近示したとおり、2026年の世界経済成長率見通しは上方修正されました。そして、利下げや減税もあり、企業業績の動向については堅調が想定され、投資銀行は15%のEPS成長を織り込んでいます。

とはいえ、株式市場に時折見られる波乱については備えておく必要性が高まっている状況といえるのではないでしょうか。

総合的に見て、資本市場は今年、無風で終わると想定しにくい環境にありますが、台風の目がアメリカだということで、米国外の方が風は強くなりがちかもしれません。

2.具体例(シミュレーション)の振り返り

以前お送りしたマーベル・テクノロジー(MRVL)のシミュレーション事例、および前回のコラムで記載したアップラビン(APP)に関するターゲット・バイイング戦略(プットの売り)については、いずれも満期日まで権利行使価格を下回ることなく、期間を終了しました。

保守的に、インデックス投資よりも低いリスクで、年間利回り10-20%程度を狙いたい投資家にとっては理に適うシミュレーションとなりました。

2026年は、不確実な展開が時として顔をのぞかせると想定されるので、株価が想定以上に下がるケースもあるかもしれません。オプションの初級投資家の方は、新設されたウィブル証券のスプレッド取引機能などを使い、権利行使価格と満期日を変更するスキルや考え方を踏まえておくと良いと考えます。

3.今月の具体例(シミュレーション)

1月16日時点では、世界有数の半導体チップメーカーであるクアルコム(QCOM)の株価が下落しています。

クアルコム株価推移

(出所:ウィブル証券)

アップルが自社製チップに切り替える動きが加速するとの懸念などが背景にありますが、その懸念は今に始まったことではなく、26年の予想株価収益率(PER)は13倍程度となっています。

長期的視点では、AIの発達・浸透によってエッジ(端末)側で多くの処理をすることを求められたり、自律して動くことを求められる際に、同社製品への期待が高まるとの見立てもあります。

同社の直近株価は159.42ドルで、2月20日満期・権利行使価格140ドル(直近価格より12%程度下)のプットオプションの直近終値は1.45ドルです。

(なお直近では、同社は2月初旬に四半期決算を発表する予定です。)

決算発表跨ぎでの32日間の取引となりますが、16日引け時点では年利で12%程度の利回りが想定される水準です。

市場が休場明けとなる20日には、日数が4日減り28日間となる一方で、ベースとなる市場の変動幅(VIX指数)が上昇している可能性があることから、寄付き直後のオプション価格の変動幅が高くなると想定されます。

なお、不確実性が高まったり株価が下がった時に備えて、合わせてプットオプションを購入しておくと、安心できます。

現物株の株価が続落し権利行使価格に近付いた際であっても、クアルコムの現物株を今より安い水準で購入したい投資家はそのまま自然体で待つことが可能ですし、

もし、現物株をより安く買いたいと考え直した際には、購入したプットオプションを売却し、利益確定させるとともに、当初取り組んだ権利行使価格を低くするために再度プットオプションを売却すると(必要に応じて満期日を伸ばすと)、よりニーズに即したポジションに変更できます。

プットの売りによって、現物株を指値で買う感覚でリターンをあげることが可能なターゲット・バイイング取引ですが、あわせてプットの買いを組みこむことで、より自分の狙いに沿ったリスク・リターンの獲得が可能になるということで、ぜひ投資の実践に向けたスキル獲得を狙ってみてください。

1月16日時点では、クアルコム以外にも、株価が下落している中期業績安定銘柄が散見されます。(例えば、富裕層が好む世界屈指の高級自動車メーカーなど)

具体的な株式市況の捉え方については、休場明け20日の状況を踏まえ、1月21日(水)20時〜のセミナー で触れていきたいと思います。

良い投資を

志村暢彦

追伸1

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