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カリフォルニア州の経済規模が日本を超える

米国株オプション投資成功への道(4月25日 志村暢彦)

4月23日、カリフォルニア州政府は、2024年の経済規模(名目GDP)が、アメリカ、中国、ドイツに次ぐ規模になった(日本を上回った)と報じており 、日本の各種メディアでも取り上げられています。

(出所:カリフォルニア州)

日本は、世界最大の人口を抱えるインドにも肉薄されており、近いうちに抜かれる公算です。カリフォルニアには、全米第2の都市、ロサンゼルスがあるほか、シリコンバレーを抱えるサンフランシスコがあります。

シリコンバレーには、今も、アップル、グーグル、エヌビディア、メタをはじめ多くのIT企業が本拠を置いています。

現在、私が研究員をしているスタンフォード大学は、シリコンバレーの中心的な位置にあり、かつて所属した学生(中退含む)としては、イーロン・マスク氏(テスラ)、ラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏(グーグル)、ジェンスン・ファン氏(エヌビディア)、サム・アルトマン氏(オープンAI)、ピーター・ティール氏(ペイパル・パランティアなど)、フィリップ・ナイト氏(ナイキ)、ジェリー・ヤン氏(ヤフー)など。世界を席巻した企業の創業者を挙げれば枚挙に暇がありません。

この2010年代中頃には、「シリコンバレーは、もう終わった(深センに取って代わられる)」など色々な見方も出ていましたが、足元のAIの社会実装の流れを受け、改めて、世界のイノベーションを牽引する中心地として、その重要性が高まっています

加えて、医療・医学の分野でも先進的な活動をしている(過去、多くのノーベル賞受賞者を輩出しています)ことから、今後、AIが進化する過程で、ヘルスケア領域における重要なイノベーションが台頭することも想定されます。

私は、スタンフォード大にて、日本の金融リテラシーを向上させるための研究をしており、その内容の一部は、これまで当コラムにてお伝えしているとおりです。

日本人に適したやり方で、下げ相場・横ばい相場であっても、コツコツとリターンを積み重ねていくことは可能です。

2022年には、概念を記した書籍 を出版しました(当時は、金融部門Amazon1位になり、台湾・韓国でも翻訳版が出版されました)が、その後、アメリカの資本市場の更なる発展や、金融サービスの多様化を受けて、当時は出来なかったこと、本に書けなかったことが、今では出来るようになりました

さらに、アメリカでは誰でも当たり前に出来ている投資手法が、日本では一般的ではなく、旧来型のネット証券の多くでそれを実践できませんし、金融機関の職員も自分のためにその実践をすることを規制で禁じられているので、経済規模のみならず、日米の金融リテラシー格差は広がる一方。とても悔しいです。

現状を改善していきつつ、このコラムを読んで、ウィブル証券をはじめとして、日本の投資家に資する投資手法を実践可能な証券会社において、取り組む投資家が増えれば、自然と日本の金融リテラシーも向上していくと思っています。

なぜ、今、この話をさせて頂いたのか。

それは、まさに今、「低リスク・ミドルリターン」の投資を実践するうえにおいて、適した市場環境であると感じているからです。

アメリカ株は、トランプ2.0の関税政策のもと、変動幅が著しく上昇し、4月8日には恐怖貪欲指数が「極端に恐怖」な水準である3を付けました。

そして、4月25日時点では31まで改善しています。

3は行き過ぎ(恐怖に傾きすぎ)だと感じますし、その後の政治・経済動向を踏まえると、現在の31までの回復は、やや急すぎるとも感じます。

(出所:CNN)

一口にアメリカといっても、勢力図はシンプルではなく、トランプ氏の言うことが全てではありません。対立構造があります。

またトランプ氏の優先順位としても、中国を貶めることが目的というよりも、自国にベクトルが向いていて、利下げ、インフレ対策をしたうえで、減税に踏み切りたいという思想が透けて見えます。

そのために中国をはじめとして、他国への刃が利用されているし、ベッセント財務長官とは手段への考え方が異なる点があります。

つまり、株価の動きは今も、山の天気のように移ろい易く、変動幅(VIX指数)は年末にかけて下落する展開が想定される一方で、短期的には、猫の目のように変わり一喜一憂が継続する前提で取り組むことをお勧めしたいです。

その考え方を踏まえるのであれば、たっぷりと投資資金がある投資家は、将来的に業績成長が継続する企業の株を購入したうえで、カバード・コール戦略を実践すると良いかもしれません。

具体的には、購入した株に関してコールオプションを売却し、1か月後に株価が大きく上がれば売却、大きく上がらなくても年率10%程度の現金収入を獲得するという戦略で、毎日の株価に一喜一憂することも減りやすいです。

そして、十分な投資資金を蓄えている最中の投資家であれば、ターゲット・バイイング戦略も有効な策の一つと言えます。

具体的には、現金を用意したうえで、下落したら購入しても良いと考える銘柄について、プットオプションを売却します。

そして、その企業の株価が1か月後に下落したら株を購入(指値買いの感覚)、下落しなくても年利10-15%程度の現金収入を獲得するという投資法です。

購入したい株を活用することがポイントとなります。

先日、社会人同期の金融のプロ(世界最大の運用会社において、債券ポートフォリオマネージャーをしていた友人)に、この「オプションを売る」という話をしたら、即座に「オプションを売ったら、損失可能性が無限大だろう」という教科書のような反応がありましたが、

図を書いたうえで、「現物株への投資と絡めて、オプションを売る場合には、むしろ単純な現物株投資よりもリスクを低く抑えることが可能」、なんだったら、ウォーレンバフェットすら実践した投資手法であって、保険会社のように、「コツコツとリターンを積み重ねていきたい投資家に向いている」

と話したところ、しっかりと理解してもらいました。

年利10%(米ドル建て)というと、「そんな高いリターンを目指すのは、ギャンブルだ」、「なんだったら投資詐欺なんじゃないか」的な反応をされる、昔気質の投資家は今もいます。

(私の本を出版し、テレビでその話をした際にも、同様の声が届きました)

運用のプロでさえ、「損失可能性が無限大」と誤解するので、個人投資家が「年利10%は無理」と誤解する人が今もいるのも止む無しですし、実際、過去の日本株はそこまで上昇していませんでした。

しかし、金融の世界はテクノロジーの進化を受けて進歩していますし、少なくとも、今年はそれを実践する好機と捉え、まずは少額からでもやってみて、それから判断されても遅くないと考えます。

例えば、上述、ターゲット・バイイング戦略について、今週、決算を発表して目先の業績変動リスクが低下したテスラ(TSLA)について実践した場合のシミュレーションとしては以下のとおりです。

(米国時間4月24日引け時点の数値を使用。手数料・税金は除く)

・テスラ(TSLA)株価:259.51ドル

・5月16日満期(22日間)、権利行使価格200ドルのプットオプション価格:2.13ドル

(取引は100株単位で行われるので、プットを1単位売ると、213ドル受領)

年あたり受取プレミアム(計算上):213ドル÷22日×365=約3,534ドル

取引に必要な資金:200ドル×100株=20,000ドル

年あたり投資リターン:3,534÷20,000=17.67%

つまり、22日後に(またはそれまでに)テスラ株が200ドルを割れていたら、200ドルで100株購入。割れなかったら(下がらなかったら)年あたり17%強の現金収入を得る、という取引になります。

(出所:Bloombergを基に作成)

この取引のリスクは、テスラ株を200ドルで買ったときに、そこからさらに下落すること。(現物株投資のリスクと同じ)

オプションというと、追加証拠金は?と気にされる方がいますが、そういったものは発生しませんし、もちろんリスクは無限大でもありません。

そして、もし、テスラ株が下げてきて、やっぱり200ドルでは買いたくない、と考え直した際には、売ったプットオプションを、後から買い戻したうえで、新たな条件で売り直すことが可能です。

具体的には、当初売った200ドル・5月16日満期のものを2.13ドルよりも高値で買戻し(この時点では損が発生)、一方で、6月20日満期で190ドルや185ドルのプットオプションを売って、新たに現金収入を獲得することで、実質的に、当初の「ターゲット・バイ(指値買い)」の条件変更ができます。

(結果的には、資金を持ち出すことなく、むしろまた現金収入を獲得したうえで条件変更できる可能性が高いです)

上記はあくまで仮として銘柄を取り上げた利回りのシミュレーションで、テスラに関して、この条件で投資しましょうというアドバイスではありませんが、概念的なところはご理解いただけるのではないかと思います。

これはテスラのみならず、グーグルでも、アップルでも、エヌビディアでも実践可能です。

決算発表シーズンとなり、来週も多くの企業から新たな情報が提示されます。

そして、トランプ2.0の先行きを信じられない投資家であっても、保守的に、コツコツと稼いでいくことが出来ます。

初級者向け・中級者向け、共にセミナー が随時開催されていますので、活用すると、スピードアップを図れるかもしれません。

私が解説する次回セミナーは5月21日に予定されていますので、興味ある方はご登録ください。

良い投資を

志村暢彦

追伸

以下でも、たまに情報発信していきます。

NOTE

https://note.com/office_shimura/followings

LINE(志村のぶひこ公式):先週末にウェビナーを開催

https://line.me/ti/p/%40913etnmq

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【ザキオカ&ひろこの米株・オプションTV#36】掘って、掘って、掘りまくったら何が起きる〜Drill baby, drill.〜(岡崎良介×大橋ひろこ)
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米国株オプション投資成功への道(2月17日 志村暢彦)
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「関税ショックからエヌビディア株を守ったプットオプション」
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ナノ・オプション 現金決済でWin-Win
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「決算ロングストラドル戦略」 (守屋史章)
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コールの購入 VS プットの購入
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【目指せ!米国株投資のスペシャリスト(23)】個別リスクが高まる米国株式市場 [ザキオカ&ひろこの米株・オプションTV]
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オプションチェーンの開き方
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5ステップでコールを購入
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【ザキオカ&ひろこの米株・オプションTV(32)】NVIDIAに投資家が要求するもの
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HV(ヒストリカル・ボラティリティ)とは何ですか?
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トランプ氏は何かを見誤ったのか。通常と真逆の形となったある指標とは。
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IV(インプライド・ボラティリティ)とは何ですか?
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ショック急落はチャンス⁈落ちてくるナイフをつかむ逆張りエヌビディアのコール買い
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